会社を辞めたくなる心理

約1年ぶりにブログを更新する。

こんにちは。きいろです。

というのも、タイトル通り、心境に変化が生じていることをどこかに残したいと思ったからだ。


実を言うと、そもそも僕はサラリーマンという生活が向いていなくて、いつかサラリーマンという労働の方法から自由になりたいと思っていた。

それでもこれまで働き続けているのは、単純に生活のためのお金のためだけである。

働きがいとか、周りの人と一体感を持って楽しい仕事を!とか、キャリアアップには正直言って一切興味がなく、できるだけ嫌でない環境でかつ、できる限り楽にお金が手に入るのであれば別に今の職場にこだわって働き続ける必要はないと思っていた。

ただ、今の職場は意外にも環境も収入面でも福利厚生も悪くなく、また、独身で友人の少ない僕にとって、長年一緒に働き続けている同僚といい雰囲気で働くことができているという点で、いい意味での交流をもたらしてくれているとも感じていた。

そういう意味で、敢えて転職するという選択を取らなかったわけだが、最近心境に変化が生じた。


異動の話が出たのである。

サラリーマンなので、異動すること自体は別に珍しいわけではない。

むしろ、ずっと同じ職場で異動がなかったこと自体が珍しいと思う。

ただ、僕は今の職場にそれなりに貢献しているという自負があったし、だからこそ異動の話がなかった(=異動してほしくない存在だった)のだろうとなんとなく思っていた。

だが他の職場の要員の都合で、そこそこの経験値を実績のある自分が指名されたらしい。

その話を聞いた時に、思いのほか動揺していた自分に気がついた。

そして僕はいつの間にか、転職サイトに登録し別の仕事を探し始めていた。

僕は、口では職場なんてどこでもいい、お金のためだとか言いながら、今の職場で働いていたいと本心では思っていたみたいだ。

そして、その環境を離れるのであれば、いっそ別の環境で働きたいと考えたようだ。

それは普段割と論理的に考えて行動する僕からすると、理屈のない反射的な行動だった。


正直言って、僕は東京のような人が多い場所での生活にもうんざりしていたし、もっと人が少なくて家賃が安く、のんびりできて生活には不便がない場所で生活したいという願望があった。

そして、今の職場はそういった願望を留める程度の抑止力があるものだったみたいだ。

結果的に、僕の異動の話は僕のよくわからないところでなかったことにしたらしいが、少し安心した反面、今回のことで様々な思いが生じた。

「なんだかんだ言って、僕は今すぐ僕はこの職場をやめるつもりはなかったんだな」

「居心地が悪くはないとはいえ、仕事に飽きているところもあるし、別の環境に飛び込むという選択肢もあるんだな」

「であれば、会社都合の不本意な異動で環境を変えられてしまうよりも、自分の意思になるべく沿うような会社に転職することで環境を変えるのもありかもしれない」

「いっそ仕事を辞めて、どこかの家賃の安い場所で1年ぐらいゆっくりしてもいいのでは・・」

「今の資産と退職金で、生活費を極限まで減らせば、ワンチャンfireできるのではないか」


結論から言うと、僕は何も行動に移していない。

これまでと同じようにいつもの職場で仕事をし、東京の狭くて家賃の高いマンションで生活をしている。

だけど、強制的に今の状況が変化することを想定し、引っ越すならどの辺にしようとか、どの程度の家賃の家にするとか、月の生活費をいくらにするのかとか、今の資産でどのくらい無職でいられるのかとか、色々考え調べることになる機会となった。


当面、僕はこれまで同様の生活を続けると思う。

だけど、おそらくここ数年で今の会社を辞めるような気がしている。

なぜなら、株の状況にもよるがもう数年働けば、仕事を辞めても問題ないぐらいの資産を築ける目処が立ってきたからだ。

もちろん、より長く働いてもっと資産額を増やすという選択肢もあるが、40代前半とはいえ、僕に残された健康寿命はそこまで長くない。

ちなみに僕は、現時点では健康を大きく害する持病はない。

独身の平均寿命が66才前後というデータを考えてのことだ。

職場環境は悪くないとはいえ、仕事の責任感やストレスはそれなりにあるし、反動でお酒を飲んでしまうことや慢性的な運動不足、コンビニなどでの適当な食事を長期にわたって続けることは、健康寿命を削ることにつながると思う。

仕事しながらも健康的な食事を作り、運動習慣を取り入れてお酒を控えることができればいいが、人一倍働くことがストレスな人間が、そこまで自分を律することはなかなかできない。

そんな人生楽しいか?

そこまでして働くことに意味があるのか?

そんなことを考えながら、資産が増えるまで耐え続ける社畜であった。

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